今週のポラ11　＜アシスタントからカフェまで＞

2枚の写真がつながっているのはサービスサイズほどの大きさのポラフィルムに 35ミリの小さな写真なら 2枚撮れるだろうというちょっと「せこい仕組み」になっているから・・ボクの使っているコンタックスのポラ専用カメラはど真ん中に1枚だけ堂々と写っているちょっと自慢！	何年かぶりにアシスタントというモノをやった。 CanCanという女の子雑誌の名古屋撮影のためにスタジオを貸して欲しいという依頼が知人を介してあった。他の人の撮影を見るチャンスもなかなかないし当然のように、スタジオマンもしなくっちゃならないわけでそれはそれで面白い二十数年前には六本木にある貸スタジオで短い期間だったけど,、それをやってたわけだし東京の雑誌カメラマンの撮り方にも興味がありそんなわけでお請けした次第だ。左のポラ、右に立っているヤツはボクである。「今週のポラ01」で伸ちゃんがやってくれた役回り。つまりモデルが立つ位置にまだ準備中のモデルの代わりに立って撮ったポラそれを貰ってきたというわけだ。まさか、連載十回をすぎたところで第一回の伸ちゃんの役回りを自分がすることになるとは・・・撮影が終わって、みなさんが引き上げた後ちゃんと、ゴミの分別もしました！この日は雨、場所は大好きなタイガーカフェ！このカットは室内だからいいんだけど外のロケでは雨にずぶ濡れになりながらのレフ持ち・・・懐かしいね。Ｈ氏というカメラマンもボクより4 歳若く、おもしろい、いい人だったし機材や暗室の話で結構盛り上がっていた。全体としてはとても面白かった２～３年前にボクが仕事のダウンサイジングを始めるまで十年あまりにわたって写真を撮っていた鈴丹の通販誌（今はもうない）を思い出させる仕事だった。現在のスタジオが建ることができたのもその通販誌の仕事を十数年もやったおかげかもしれない。ボクが仕事をするの、速い理由も限られた条件の中でいろんなバラエティのカットを撮る事も洋服のコーディネートに「ああだ、こうだ」言えるのもその通販の直接の担当だったＨさんという女性のおかげだと思っている。この話には落ちもあるこの撮影をお手伝いしたのがご縁になって再来週かな？CanCanのこんどは撮影の依頼をいただいてしまった。ラッキー！っていうんだろうか？
	このところのマイブーム A社の千春さんをちょっとした仕事で撮影した。なんだかドキドキした。少し撮り始めて、この前彼女のアルバム撮影をした時と「違う」感じがした。ボクもそうなんだけど、仕事という枠に縛られて本来持っているパフォーマンスを発揮できないことがある。この仕事は、いわゆる流通モノボクも発注主を意識して少々安全に振るそうすると面白いモノが出来ないことがある・・・よくある！この時はボクも彼女も、そんなお約束（大嫌いなこのごろの言葉!! ）に縛られていたようだ。三分の一ほど撮り進んだ時に「ショーの時ようにどんどん動いて！」と指示そしたらずいぶん変わってきた・・・そのほうがいい！でも彼女、どう転んでも美人なのでそこんとこも難しい。つまり、百貨店の広告のおねえさんのように見られてしまいやすい。近いうちにヘアメイクの人も交えて3人でフォトセッションしようという話が進行中 3人がそれぞれのやりたいことを持ち寄ってそれぞれが協力し合うって感じで・・・楽しみにしている。
	もうひとりのマイブーム再撮影を二回したので合計三回、アルバムのために彼女を撮ったことになる第一回目の撮影のポラも実は隠れて「今週のポラ05」で使っている左上の方で少しかがんで全身で写っているのが彼女だ左のこのポラは「今週のポラ10」で撮ったモノの再撮影のポラこの子も目鼻立ちのくっきりした美人なので千春さん以来、使い始めたコントラストのきつい光では性格がきつい女の子に見えてしまう・・・当たってるかもしれませんがそれで、もっと優しい光でナチュラル風味の撮影をしてみたボクはどちらの写真も好きだあるモデル事務所の今ではトップといってもいい子で去年、彼女からプロモーション用の写真を依頼され、はじめて撮った。その写真の仕上がりはとっても良く来年用のアルバム撮影をボクに依頼してくれて、ボクは嬉しかった。「その写真よりいい写真を撮らなければ」という気持ちがボクの中にあった。写真を撮っていて気持ちのいい、すきな子だ
	さて、これは？・・・ケーキである 11月の下旬にオープンするケーキのおいしいカフェ壁面を飾る大きな写真撮影のためのポラこれは光を見るためだけのまったくのダミーもっと面白い写真を、やまほど昨日、撮ったそれはモノクロで一部分を人工着色（古い技法）する壁を飾る大きさは高さで230cm・・・大きい！もっと具体的な情報と画像お見せできるようになったら詳しくご紹介しますボク自身もとっても楽しみにしています