7/27/2008更新
「今週のポラ」 vol.10
左の顔と右の顔、そのまた鏡像の顔

少し悪ふざけです
左を向いた顔に右から光を当て、右を向いた顔に左から光を当てる・・・
そこまでは悪ふざけでも何でもない。
それぞれ結構違った顔に見える。
そのそれぞれの写真を鏡像反転して並べてみたのが今週のポラ、少し悪ふざけです。
さあどれとどれが本当の彼女なのでしょうか?
あなたはどの顔が好き??

さて
「マラソンは楽しい」と
高橋尚子はインタヴューに答えていた。
アルバム撮影が、一昨日の撮影を終わった時に
マラソンモードに入ったと思った。
つまり、辛くなってきた、耐久レースになってきたなという感じがした。
しかし、昨日来た3人
そのうちのそう・・・みんなかな?
とっても元気をボクにくれて・・・・そのおかげみたいに元気になった。
ボクは彼女たちに「綺麗だ」とか「いいね」とか
ポジティブな「気」を送る
彼女たちは「いい顔」という「気」を返してくれる
返してくれない時もある、そういうときはボクの「気」だけを消耗して疲れる
いいフォトセッションは「気」の交換なのだろうと思う
不思議だね

好きなモデル、力を入れているモデルの写真
ベタ焼きの仕上がりがよくないと辛いね。
光だけじゃない、もちろん気持ちだけでも撮れない
難しい・・・この娘のことだ。
実はこのポラの撮影、ボクから申し出た再撮影だった。
そして今日、さらにもう一度、再撮影をした
ボクはまだボクの力不足を感じていたし
昨年撮ったコンポジット(個人カタログのようなモノ)の写真に
負けていると思ったし
ボクをアルバム撮影にリクエストしてくれた彼女の期待に
応えきれていないと感じていたから・・・
この娘、名前が似てるせいもあるのか? 
とっても気になるモデルです。

変な話だね
資本主義、つまり商業主義にクェッションを感じている僕が
その資本主義の特殊工作兵とも言える広告写真屋を
生業とし
その広告塔を飾るモデルのプロモーション写真に
けっこう賭けている。
でも、どちらも本当なんだからしょうがない
chihaや、nishiをちゃんとした写真で
来年のアルバムを飾って欲しい思う僕の気持ちも。

変な話ですが
僕にはオーディエンスが必要なようです
オーディエンスとの「気」の交換は
生きることの大きな目的
目的のうちのひとつ・・・みたいです。
言い方を変えれば、寂しがりや!・・・それって誰もじゃない?

ボクは露出狂もしれない・・・多分、出たがり。
3年ぐらい前、あるヘアーショウに
舞台上のフォトグラファーとして出演したことがある
ステージの上でスポットライトを浴びる「快感」

ボトムライン(名古屋・今池にあるライブハウス)での撮影
舞台下に隠れながらの撮影
しかしここぞという時、半身を乗り出し
そう、確実にスポットライトの端っこに照らし出されながら
観客(オーディエンス)に見られている実感は
隠さずいえば、快感である。

先日、新人モデルのアルバム撮影現場を
名古屋テレビが取材に来た
ボクは、前の晩からウキウキしていた
「「南部サンを撮ってもいいですか?」
・・・心の中で「モチロン!ドンドン!オーケーよ!」
でもね、言いました
「何かやってる時に撮って下さい!」・・・少しは恥ずかしい。
その番組は11月23日、名古屋テレビ・ローカルでオンエアーの「夜だMONDE」!

あえて言おう、人はパンだけでは生きていけない!
オーディエンスからの反応、意識(気)の逆照射を必要としている。
それ、70年代的に言うならば、アイデンティティーの確認
そうは思いませんか? あなたの心の奥底で

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