I love me myself as a testing-photographer
アルバムのシーズンである
アルバムとは、モデル事務所が毎年の年頭に発行する
所属モデルの総合カタログのようなモノ。
僕はもう10年ぐらい、ずいぶんその手の写真を撮っている。
その撮影のピークがちょうど今頃から11月中旬まで続く、僕の好きな仕事だ
綺麗なオネーチャン達の写真を撮るのだから楽しいに決まってる?
YES,でもそれだけじゃないなぁ。
僕は魚河岸の鮨屋のようなモノだと思っている。
つまり、カメラマン・デザイナー・ディレクターと
まあその道のプロが見る資料。
その写真を撮るのはちょうど
魚河岸でプロの料理人の腹にはいる寿司を握る
寿司職人のようなものではありませんか?
なんて言うか、その通っぽい感じがとっても好きです。
そしてボクの撮った写真で
「ビッグタイトルのオーディションに通った」
とか聞くと凄く嬉しい、
魚住君というカメラマンがいる
彼は今でこそ東京で音楽誌・ファッション誌・カメラ雑誌で活躍する
売れっ子カメラマンなんだけれど
彼のスタートは
モデルちゃん達の資料写真を撮るTestingPhotogrpher !
その彼が先週遊びに来て言ってました
「愛のある写真が撮れるか?」
今年は「愛のある写真」って思って撮ってます。
でも毎日のように、何人かの綺麗なモデルさん達を
愛して撮っていると、これはこれで結構つかれるのです。
特に昨日、今日とすごく愛して撮った日の夜は
なんだか寂しくなってね、
明日はまとめて、たぶん16、17歳の新人さん5人ほどなので
父親の気分で愛して撮りましょうか!
7〜8年前のyellows風チュラルセットを作って・・・
この3〜4年使っていた白バックをとばして(真っ白にするって意味)
床にプラスティックをしき、シャープに撮るやり方はもう飽きたし
完成度は高いし、絶対かっこよく撮る自信はあるけれど
完成度が高くなると、飽きてしまうという困った性格なのです
93年の「お正月写真館」で初めて登場のセットを復活です。
そしてその後よく言えばソフィスティケートされた
悪く言えば失敗のリスクを減らした改良を
リセット、初心に戻って
清々しい、ナチュラル感、スタジオでの自然光感をめざします。