「今週のポラ_81、ヴェネチアの印象、ヴェネチアから」
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veneziaの印象
到着の翌朝、7時半から朝食をとる。
少し軽そうな=かわいいメイドと、ホテルフロントの紳士の会話、、、業務上の会話であるはずだが

霧雨、、、バルコニーからの風景、、、
満員のバポレット(水上バス)、、、行き交うエンジン音と波の音
、、、カモメの鳴き声、、、、工事の音、、、、船着場を洗う波の音。

『音』なのである。

、、、音を撮る道具を持って来たかった、、、計画はあった。
実現しなかったのは、
新製品のそのHDmpegムーヴィカメラの発売が、数日単位で間にあわなかった為である。
裏ルートから、借りることは可能だったと思うが、そうはしなかった。

「こんなこと」は、南部との付き合いが長い方ならご存知のはずだが、
既に、来年のカーニバルに「また」やって来るプランを練り始めている。

『次』は、何人かのメンバーを誘って、映画を作りにやってくる、、、なんてね。

、、、午前中、ホテルからサンマルコ広場までの界隈を歩いた、、、楽しい。
ショップ巡りだけでも楽しい、、、まったく『正解』だと思うんだが
丸ごと、『世界遺産ヴェネチア』=テーマパークなのである。

堀場君の言っていた通り
橋の階段を、台車で荷物を運んでいた、、、階段用に台車は改良されてはいたが。
森ちゃんの言っていた通り、『ブランドショップ』はたくさんある。

出発寸前になって、出来るようになった=「魚眼1枚でパノラマ製作技術」もあって
結構魚眼での撮影もしているし
2000年のパリで撮った『お土産写真』も撮っている。
『お土産写真?』、買って帰りたいが
お金もないし、荷物にもなるし、、、そんなものを写真に撮って帰る
、、、それを『お土産写真』と名づけた。
ベタな、ヴェネチア運河風景写真も撮っている、、、絵画化の素材かな?
たとえば、下のようなネ。

逆に『切れた写真』は、まだ撮れてないかな?
正月の禁煙以来、意識は相当に拡張しているはずだったが、、、

相当歩き、相当疲れた、、、朝の疲れる前の方が感性はビビッド。
明日も、結局トリエステという、クロアチア国境の街までは行かないかもしれない。
理由?、逆にせっかく滞在しているヴェネチアを離れる理由が見当たらない。
強いて行く日があるとすれば、カーニバルの日曜日かな?
理由?、、、ヴェネチアの混みすぎが予想されるから。

空、雲、パリ
撮った写真を少し整理した、
旅の始まりは、機上の窓越し、雲、空の写真が相変わらず多い。
だって、なかなか見られるものじゃないし、、、素敵だし。
そして、相変わらずパリ=シャルル・ド・ゴール空港は素敵だった。
多分1年半ぶりぐらいで、かつ、初めてのターミナル。
1時間を切った乗り換えだったけど、十分楽しませてもらった、、、主に建築である。
さすがに、1時間を切った乗り換え、、、人の乗り換えは何とか間に合ったが
荷物が間にあわなかったようだ、、、ロスト・バッゲージ、、、翌日届いた。

事実上の二日目=今日は、
24時間乗り放題の、水上バスチケットを買って
何処をどう通ったのかは覚えてないが、大運河と島の外周を何度か回った。
、、、気付いたことがある。
歴史的な街で、旧市街と呼ばれるエリアが、よくあるが
ヴェネチアの場合、ヴェネチア本島の中で
ローマ広場とサンタルチア駅を除く、島の大部分が旧市街にあたり
(旧市街に当たる部分に自動車はいない、、、物理的に通行不能)
ローマ広場とサンタ・ルチア駅はシャバとのインタフェースに当たる場所
本島の外側に点在する島々が、新市街として
ヴェネチア旧市街=本島を、世界遺産=ある種現代のテーマパークとして、成立しうるロジスティックを形成していると理解できる。

今日撮った写真は、結構狙ってしまったというか
まるで仕事のように、『あるべきショット』をカバーしてしまったような気がしている。
マァ、それも僕なのだから否定はしないし、その手法でこれまでやってこられたわけなんだが。

、、、にしても『音』がいい、、
大運河の船上で聞いた6時の鐘、、、左右の対岸からの音がハーモニーする。
波の音がそれに、被さり、、、さらにイタリア語=夕方の喧騒。
専門ではないが、『音』を撮りたいと思った。

さて、ホテルのフロント、、、朝7時、、、また、メイドとマネージャの会話、、、映画の一コマ?
メイドの名はソニアと言うらしい。
カーニバルが始まる朝だ、、、、どんなものか?、、、まったく想像できない。

カーニバル初日、2月18日土曜日、ヴェネチアにて

リアルト橋の袂にあるホテルに帰り着く寸前の話である。

妻は腹痛がすると、既にホテルに戻っていた。
リアルト橋の向こう岸袂付近で、金色の衣装を着たマスカレードを発見。

なにやら、男装のマスカレードと写真を撮りあっている、、、?

混雑も収まりかけた橋を渡り、様子を見に行く。
何人かの観光客に、写真を撮られている。

、、、が、同時に男装のマスカレードも、隙を見ては、写真を撮っている、、、何か変。
僕も、女の子の写真を数枚撮る。

なんとなく日本人?

『二人一緒に、写真撮ってあげようか?』と、日本語で声をかける、、、『ありがとうございます』

雰囲気は、二十歳ぐらいの服飾系学生の女友達同士、、、なんだかカワイイ。

実は日本人と思しき、マスカレードのグループをいくつか見た。
『地球の歩き方』掲示板で、日本人が参加していることは知っていたが
想像以上にその数は多いようだ、、、カーニバル見物の日本人濃度もかなり高い!
アジア系はそう多くないが、その中ではダントツに見える。

さて、初めて見たカーニバル、、、マァ、その名どおり『祭り』である。

仮装に身を包んでいるマスカレード=特に女性一人がポーズをとっている様
プロ・アマ取り混ぜカメラマンに取り囲まれているその様は、さながら仮装撮影会である。
南部は、はるばるヴェネチアくんだりまで、仮装=コスプレ撮影会にやってきたのか?
答えは、「Yes and No」、想像の範囲内であったけれど、それを期待していたわけではなかった。

しかし、シチュエーションそのものが、結構ワクワクさせてくれたのと
マスカレードの彼女達が、2月の寒い外気の中
(スカートの下は、ズボンだったようだが)

特に何の見返りもなく見える『その役』を
実に健気に、楽しそうにこなしている様は気持ちの良いものだったし、
声に出して礼を言う者、目で謝意を示す者
礼に目で答える彼女達との、コミュニケーションは
プロでなくても、気持ちのよいもの、、
プロである僕は、感謝と尊敬の「エール」を彼女達に、思い切り送ったつもりである。

ヴェネツィア(日本語表記はこれが一番ポピュラーなようです)のカーニバルを見てから
もう一ヶ月が経とうとしているのに
頭の中では、いまだサンマルコ広場の鐘の音が鳴り響いている。
「ヴェネツィアの印象」にも書いたように、ヴェネツィアは音だ!
本も読んでいる、、、陣内秀信著、「ヴェネツィア、水上の迷宮都市」、、、建築的なアプローチ。
来年は、音を撮ろうと思っている!、、、「ハッ?来年!」
、、、カーニバルの公式日程がまだ出てないんだけど。
そのための機械&ソフト探しも始まった。
、、、そう言えば、25年程前、JUDYの歌をLAで録るために
当時最新・最高だったSONYの、カセットデンスケを無理して買ったね。
(いまだに、当スタジオのカセットテープ・メイン録再機なのは、笑えるね)

帰りの機上にて、

なくした物がある、、、手帳だ。
スケジュールと、住所録、何枚かの会員証と、免許証。
そして、現金出納帳データが入ったUSBメモリー。

結局、いつものことだが
この旅も、『青い鳥を探す旅』だったのかもしれない。
そういう意味では、ヴェネチアでも、やはり見つけられなかった。

ヴェネチアの音が魅力的だったと書いたね、、、もしかしたら

ヴェネチアの旧市街に、車にまつわる騒音がなかったためかもしれない。
エンジンの音は、バポレットと水上タクシー、、、
結論から言うと、僕はヴェネチアがとても好きだ。

一種の天国とさえ感じた、時代を超えた街。
さて、ヴェネチアの夢から、すでに何日が過ぎたのだろう。

今日、ヴェネチアで撮りたかった音と絵を撮る機械を手にいれた。
、、、正直言うと、暗所性能・AF性能に疑問あり。
しかし、小ささ性能は、オーケーである。

僕は、これまで大きく2度、映像機器では失敗をしている。
高校生の時に、8mm(フィルム)で映画作りをしようとして、
完成できなかったことも合わせると
失敗は3度?

逆に結果に対する評価は別として、ムーヴィでギャラをもらった=仕事したことが2度。
女房に言わせると
「十分に、動画との相性は悪い」、、、が、
なんだかやってみたい気分は衰えず。

木曜から、仕事も始めているのだが
モロモロ、気分が安定せず、更新も滞っていた。
日曜日の今日も、レタッチ仕事に精を出したので
明日は、「平日の代休」を楽しもうと思っている、、、
名古屋の「プチ・ヴェニス」=イタリア村でランチとゴンドラ、、、まぁ、飽きもせず。
・・・というわけで?、文章は少しだけ追記。
写真は、絵画化遊びをした=2カットをアップ、、、我ながら、中途半端だネ。
イタリア旅行で撮った枚数は、1200枚ほど、、、自分でも「上手い」と言えるが
「上手い」だけかどうか、自分の中でもう少し反芻する必要はありそうだ。


この二人、フランスからやって来た母娘らしい、
写真を撮っていると、まるでマネージャーのように付き添う父親から名刺を渡され
(多分)写真を送ってほしいと言われる。
上の写真は絵画化、下は写真のまんま。


ありがちな、ヴェネチア風景を、
ありがちに絵画化してみた。

ヴェネツィアのカーニバルについて、もっと知りたい方にお勧めのサイトがある、、、そうとう面白い!
http://4travel.jp/traveler/tutuki/album/10016718/

追記です、、、、驚いています。
上記の面白いサイトを書いていらっしゃるのは、ハンドルネーム=ツツキさん。
彼女の旅行記リンクを見てみると、
2006年=今年は、カーニバルに行けないと書いていたにもかかわらず
行ったみたい!、、、以下旅行記のURL
http://4travel.jp/traveler/tutuki/album/10055053/
そして、その写真を見て「驚いた」
僕は、彼女の写真を撮っている、、、話もした(英語で)
、、、が、日本人だと気づかなかった。
(日本人かな?とは思った)
彼女に英語で頼まれて、彼女のデジカメで彼女の写真も撮った。
2007年はカーニバル後半に行こうと思ってます。
でも、仕事の都合で前半になる可能性もあり、、、、
いずれにしても、、、カーニバル期間中に最低3日間ほどは、滞在したいと思ってます。
、、、にしても、彼女の文章は「最高ーに、面白い!!」

もうひとつ、珍しい仮面舞踏会の写真もあるサイト
http://www.adachi.ne.jp/...