リアルト橋の袂にあるホテルに帰り着く寸前の話である。
妻は腹痛がすると、既にホテルに戻っていた。
リアルト橋の向こう岸袂付近で、金色の衣装を着たマスカレードを発見。
なにやら、男装のマスカレードと写真を撮りあっている、、、?
混雑も収まりかけた橋を渡り、様子を見に行く。
何人かの観光客に、写真を撮られている。
、、、が、同時に男装のマスカレードも、隙を見ては、写真を撮っている、、、何か変。
僕も、女の子の写真を数枚撮る。
なんとなく日本人?
『二人一緒に、写真撮ってあげようか?』と、日本語で声をかける、、、『ありがとうございます』
雰囲気は、二十歳ぐらいの服飾系学生の女友達同士、、、なんだかカワイイ。
実は日本人と思しき、マスカレードのグループをいくつか見た。
『地球の歩き方』掲示板で、日本人が参加していることは知っていたが
想像以上にその数は多いようだ、、、カーニバル見物の日本人濃度もかなり高い!
アジア系はそう多くないが、その中ではダントツに見える。
さて、初めて見たカーニバル、、、マァ、その名どおり『祭り』である。
仮装に身を包んでいるマスカレード=特に女性一人がポーズをとっている様
プロ・アマ取り混ぜカメラマンに取り囲まれているその様は、さながら仮装撮影会である。
南部は、はるばるヴェネチアくんだりまで、仮装=コスプレ撮影会にやってきたのか?
答えは、「Yes and No」、想像の範囲内であったけれど、それを期待していたわけではなかった。
しかし、シチュエーションそのものが、結構ワクワクさせてくれたのと
マスカレードの彼女達が、2月の寒い外気の中
(スカートの下は、ズボンだったようだが)
特に何の見返りもなく見える『その役』を
実に健気に、楽しそうにこなしている様は気持ちの良いものだったし、
声に出して礼を言う者、目で謝意を示す者
礼に目で答える彼女達との、コミュニケーションは
プロでなくても、気持ちのよいもの、、
プロである僕は、感謝と尊敬の「エール」を彼女達に、思い切り送ったつもりである。
ヴェネツィア(日本語表記はこれが一番ポピュラーなようです)のカーニバルを見てから
もう一ヶ月が経とうとしているのに
頭の中では、いまだサンマルコ広場の鐘の音が鳴り響いている。
「ヴェネツィアの印象」にも書いたように、ヴェネツィアは音だ!
本も読んでいる、、、陣内秀信著、「ヴェネツィア、水上の迷宮都市」、、、建築的なアプローチ。
来年は、音を撮ろうと思っている!、、、「ハッ?来年!」
、、、カーニバルの公式日程がまだ出てないんだけど。
そのための機械&ソフト探しも始まった。
、、、そう言えば、25年程前、JUDYの歌をLAで録るために
当時最新・最高だったSONYの、カセットデンスケを無理して買ったね。
(いまだに、当スタジオのカセットテープ・メイン録再機なのは、笑えるね)
なくした物がある、、、手帳だ。
スケジュールと、住所録、何枚かの会員証と、免許証。
そして、現金出納帳データが入ったUSBメモリー。
結局、いつものことだが
この旅も、『青い鳥を探す旅』だったのかもしれない。
そういう意味では、ヴェネチアでも、やはり見つけられなかった。
ヴェネチアの音が魅力的だったと書いたね、、、もしかしたら
ヴェネチアの旧市街に、車にまつわる騒音がなかったためかもしれない。
エンジンの音は、バポレットと水上タクシー、、、
結論から言うと、僕はヴェネチアがとても好きだ。
一種の天国とさえ感じた、時代を超えた街。
さて、ヴェネチアの夢から、すでに何日が過ぎたのだろう。
今日、ヴェネチアで撮りたかった音と絵を撮る機械を手にいれた。
、、、正直言うと、暗所性能・AF性能に疑問あり。
しかし、小ささ性能は、オーケーである。
僕は、これまで大きく2度、映像機器では失敗をしている。
高校生の時に、8mm(フィルム)で映画作りをしようとして、
完成できなかったことも合わせると
失敗は3度?
逆に結果に対する評価は別として、ムーヴィでギャラをもらった=仕事したことが2度。
女房に言わせると
「十分に、動画との相性は悪い」、、、が、
なんだかやってみたい気分は衰えず。
木曜から、仕事も始めているのだが
モロモロ、気分が安定せず、更新も滞っていた。
日曜日の今日も、レタッチ仕事に精を出したので
明日は、「平日の代休」を楽しもうと思っている、、、
名古屋の「プチ・ヴェニス」=イタリア村でランチとゴンドラ、、、まぁ、飽きもせず。
・・・というわけで?、文章は少しだけ追記。
写真は、絵画化遊びをした=2カットをアップ、、、我ながら、中途半端だネ。
イタリア旅行で撮った枚数は、1200枚ほど、、、自分でも「上手い」と言えるが
「上手い」だけかどうか、自分の中でもう少し反芻する必要はありそうだ。
この二人、フランスからやって来た母娘らしい、
写真を撮っていると、まるでマネージャーのように付き添う父親から名刺を渡され
(多分)写真を送ってほしいと言われる。
上の写真は絵画化、下は写真のまんま。
ありがちな、ヴェネチア風景を、
ありがちに絵画化してみた。
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追記です、、、、驚いています。
上記の面白いサイトを書いていらっしゃるのは、ハンドルネーム=ツツキさん。
彼女の旅行記リンクを見てみると、
2006年=今年は、カーニバルに行けないと書いていたにもかかわらず
行ったみたい!、、、以下旅行記のURL
http://4travel.jp/traveler/tutuki/album/10055053/
そして、その写真を見て「驚いた」
僕は、彼女の写真を撮っている、、、話もした(英語で)
、、、が、日本人だと気づかなかった。
(日本人かな?とは思った)
彼女に英語で頼まれて、彼女のデジカメで彼女の写真も撮った。
2007年はカーニバル後半に行こうと思ってます。
でも、仕事の都合で前半になる可能性もあり、、、、
いずれにしても、、、カーニバル期間中に最低3日間ほどは、滞在したいと思ってます。
、、、にしても、彼女の文章は「最高ーに、面白い!!」
もうひとつ、珍しい仮面舞踏会の写真もあるサイト
http://www.adachi.ne.jp/...