「真似をする」なんて言っていいの?と、
お思いの方も、いらっしゃるでしょうが、
「学ぶ」基本は、真似から始まるのではなったでしょうか?
写真で言うならば、
自分がイイと思う写真を、真似て撮ってみる。
そうしているうちに、
「それ風の仕上がり」を作る技術を覚え、
自分の引き出しになります・・・これは頼まれ仕事をこなす上で「役」に立ちます。
なかなか上手くいかない時には、
試行錯誤の過程から、「何か」を見つけられるかもしれない。
真似をしているうちに、
「このやり方、何か違うナ、自分のやり方がいい。」と気づくかもしれない。
スタイルは真似できても、
中身は真似出来るものではありません。
そこに気づくことも、大切!
そこに気づくことで「中身」の大切さがわかります。
スタイルを真似しようと思った時点では、中身が何か?さえ気づいていないはずでしょう。
まぁ、そんなことを考えながら、自分がそういう「真似」をよくしていたのは
20歳代の半ばからだったなぁと、思い出していました。
彼は、31歳。
僕は、30歳のときフリーになりました。
そのせいもあって、僕のスタジオでは
助手や、サブカメラマンの「定年」を
30歳にしていました(明文化はせず)、満期卒業を果たしたのは、二人。
今、自分の年齢から見ると「30歳」は、まだ若者に見えます・・・ああ怖い!
30歳でうちのスタジオを卒業した、かつての若者と
30歳を少し越え、先日「苦言」をていした、ある若者のことを
思い出しながらの、更新でした。