Home お仕事ポートフォリオ ホッチポッチ@fan
雑談である。

今日は、少々二日酔い気味?
オペラ座印の安いシャンパンと、日本酒のチャンポンがいけなかったようだ。
そう、オペラ座!、その怪人にすっかりはまっている今日この頃なのである。
(背景の写真は、オペラ座とも怪人とも関係ありません)
ことの始まりは、2000年秋
旅行のついでに、仕事をいただいて初めて訪れたロンドン。
仕事のディレクター氏の強いお薦めで行った、HerMajestyTheater?だったかな。

以下、そのときに書き送ったメールである**********************************************************
差出人 : 休暇中の南部 <landscape@n.email.ne.jp>
送信日時 : 2000年 10月 12日 木曜日 08:44
件名 : ロンドンは嫌いではありません

くどいようですが、パリから送ったビデオクリップご覧いただきたく、

再度、下記のホームページをご紹介します。(5月のモノクロ写真も少し)

どうぞ、ダブルクリックの上、

ホームページ左側にあるタイトルをクリックしてみてください。

なお、ウィンドウズマシンをお使いの方は、

場合によっては、QuickTimeをインストールする必要があります。

その際は、ページ下の方にあるGet!QuickTimeのアイコンをダブルクリックしていた

だければ簡単にインストールできます、

無料ですし、あって得こそすれ、害になるものではありませんので・・・

さて、ロンドンへ昨夜着いた後、

夕飯は2〜3年前には流行モノのでとても混雑していたという、

YO-sushiと言うところに出かけました。

明るい、モダンな店内にはロックがガンガンに流れ

店の中心には、お寿司が流れているという回転寿司!

カウンターの中の東洋人にはやはり日本語が通じず

回るレーン上にはなにやら 焼きそばから、餃子まで回っているのです。

まずは、懐かしの日本そばを取った僕。

ん、なんだこれは? ゴマ油であえられた、そばサラダ!

しかし醤油をかけて食べてみると意外といける。

これは疑ってかからねば・・・次はこの国の揚げ物の様子を見ようと

チキンカツとおぼしきものを!、ん、結構いける。

寿司はいったいどんなもの?と 鯖に手を出してみても普通に美味しい鯖の寿司。

後は次々に、焼きそば、コロッケ、カリフォルニア巻き、鮪と食べていったのでした。

僕には、世界で一番食べ物がまずいはずのロンドンのいかがわしい回転寿司が、

パリで食べた多くの普通の食べ物より、美味しく感じられてしまう。

これは、いかん!あのグルメな都の味になじめず・・・

ちょっと、自信なくしてしまいそうです。

ま、いわゆるロンドンの食べ物はこれから徐々に試して自分の味覚に結論を出そうと

思っています。

ロンドンは、少しアメリカのようだったり

東京を歩いているのとそんなに違わなかったり

井澤さんもおっしゃっていたように、パリからやってくると、

「さっきまでの美しいものは何処へ行ってしまったの?」と言う感じ。

でも、人の親切さはかなりのモノだし、

ソーホーのストリートミュージシャンのギター、ゆかりは気に入っていました。

ゆかり曰く、

「ミュージシャンと言うよりもロンドンそのものがかなり気に入っている!」

ビデオも撮ってあるのですが、

何せ仕事モードのため、編集の時間がなくまだお送りすることは出来ませんが・・・

ドーバー海峡を越えたところで感じた植生の違いは

何人かの方から同感のお返事をいただきました。

そしてその違いに関して、農業の歴史的な考察を家田から返信して貰いました。

また彼の承諾を得て、転記したいと思っています。

家田は、東欧経済の研究者です。

まあ、家田の言うとおりなのですが、

それより他にも、蔓状の植物がイギリス側では目立たなかったり、

樹木が、フランスのそれよりすっくと立っている印象がありました。

そんなことも、農業の歴史的な問題が関係しているのかもしれません。

鉄道の線路により近いところまで樹木の生えた傾斜面が迫っていたのも感じました。

しかしそれは、鉄道建設のルール、考え方の違いなのかもしれません。

さて、2階建てのバスのアッパーデッキで、寒風に吹かれながら

そして常にストップアンドゴーでゆすられながらのビデオ撮影

パリよりも寒い風も相まって、結構疲れてしまいました。

グライドカムも三脚も、使っている余裕はなく、

我ながら、手持ちのパニング、一日で旨くなったと思います。

4時過ぎで仕事は切り上げ、ホテルで休憩。

この後、近くの靴下屋で、タイツを防寒のために買い

7時45分開演の、ミュージカル「オペラ座の怪人」を見に行く予定。

ゆかりと二人の旅行ではそんなことはまずしないのですが、

同行のK氏に誘われて、

逆にこんなことでもないとまず見るチャンスもないので、観劇しようと思っています。

仕事モードのせいか? 日本人の同行者2人と一緒のせいか?

はたまた、ロンドンという街のせいか?

僕の調子はずいぶん、パリとは違います。

ロンドンは嫌いではありません、

・・・・・・・・ 

「オペラ座の怪人」を見たことのある方いらっしゃいますか?

いろんな見方があるとは思います、少なくとも舞台を使った一つのパフォーマンス

いわゆる舞台芸術として、旨く言えませんが、すごかった。

もう20年近く?上演されているとはいえ、だからこそかもしれませんが、

あの小さな劇場(愛知芸文センターの地下小劇場の2倍はないと思います)で、

あの舞台装置を、あれだけのスピードで転換する事だけでも見るべきモノは多すぎま

す。

娯楽演劇、エンターテインメントだったとしても

それがあれほど、これほどの観客を魅了しています。、

たとえ、ステレオタイプのようなと言われても、

20年も同じモノをやっていてと言われても、

僕は劇団四季のミュージカルも見たことはありますが、

今日のモノはよかった。

ビックリするほど、楽しませてくれた。

ファインアートと、コマーシャルなアート、

どちらが良いとか、どちらがどうとか、

勿論 僕の関係している分野、写真でも論議を呼ぶところですが、

僕も判りませんが、少なくとも人を集める力がどちらにあるか?

そしてそちら側がおおむね、良識的な人々に疎んじられている事実はあります。

人を集める力のある側にはお金も集まり、お金を必要とする才能も集まります。

お金を持つと、今度は新しい冒険をさけ、守りにはいる?

さあ、何が良いのやら、やっぱり僕は判りません。

帰りの、とんでもなく長い地下鉄のエスカレーターを降りた所でやっていた

黒人のレゲエのパーカッショニスト

パリのアコーディオン弾きのお土産物的ステレオタイプとは違ってカッコよかった。

音は、ロンドンがいい!

もし、ロンドンにいらっしゃる機会があったら、騙されたと思って見てみてください。

他にも、レ・ミレザブルを始め山ほどミュージカルをやっていること、

不明にも僕は知りませんでした。

このメールをお送りしている演劇に携わっているみなさん!

何か、お教えください!

後、二晩のロンドン滞在期間中、見るべきモノは何かあるのか?

ゆかりは、シェイクスピア劇が見られないかと言っています。

そして、その後4日間のパリでの残された夜、何か見るべきモノはありませんか?

ではまた。
-- Nambu Tatsuo
Bonnington Hotel
92 Southapton Row
London U.K.
phone:020-7242-2828
facs :020-7831-9170

長文失礼***********************************************

さて、アンドリュー・ロイド・ウェッバー版『オペラ座の怪人』が彼自身の手によって映画化され
この一月から、日本でも公開されている、以下参考サイト。

http://www.opera-movie.jp/

http://plaza.rakuten.co.jp/bitteraska/diary/200210110000/

で僕も、雨で仕事が流れた、先週のある日
映画の後、露天風呂温泉+アウトレットをセットにして見に行ったというわけだ。
何が言いたいのかといえば、当然のことながら、映画版のサントラも買い
劇場版オリジナルキャストのCDと、聴き比べを楽しんでいるという・・・それだけである。
ちなみに、上で引用した2000年のメールに出てくる家田という、高校時代の同級生でスラブ研究者が
昨日、一年ぶりぐらいに遊びにきた、
彼の面白い話が、僕に知的興奮を巻き起こし
夕べは飲みすぎた。