<今週のポラ44、パパラッチの気分>
アンナは彼女のこの犬と写真を撮りたいと言う
本当は公園で犬と戯れる、かわいい女の子の写真
それは『多分』彼女の希望と言うより
モデル事務所のマネージャーが望んでいるのだろう
この写真を撮る前に、そんな写真も撮った
はじめはこの写真も
白い革シートの助手席で
チワワを抱いたセレブな女の子になるはずだった

ちなみにこの子
MASSIMOというモデル事務所に所属する
久保アンナという
彼女が子供だったころ
アンナはスタジオの近くに住んでいて
よくバス停あたりで見かけたものだった
その頃よく食べに行っていたスペイン料理屋で
彼女のお母さんが、働いていたせいもあるが
そんな知り合いでなくても
街で目立つ特別の子だった
まったく偶然なんだが
多分、彼女がお母さんとスペインへ旅行の途中だと思う
僕はアメリカ西海岸へ向かう途中
乗り継ぎのソウルの空港で
見かけたこともあった
そんな場所でも
すぐわかる目立って可愛い娘だった

さて、『五十歳の写真家志望』からリンクを辿って
このページにやってきた方は
「仕掛け」はいったい何処にあるんじゃい?と言いたいだろう
それは僕がどんな写真を
いつも撮っているのか
知っている人にしか
うまく説明できないなぁ・・・と言うのは

普通、僕は上の写真のように
カメラに直付けの剥き出しのフラッシュで写真を撮らない
(そのスタイルはよく新聞社の報道カメラマンがやっているアレだ)
この数年、もっと長いかな?こういうスタイル流行っては、いる

もうすこし正確に言うと
コンパクトカメラの内蔵フラッシュでそのまま撮った
『生っぽい』写真

僕もこれまでに何度も試みはした
・・・が、うまくいったためしは少なかった
広告写真を20年も仕事にしていると
カメラに取り付けたフラッシュ
しかも拡散してない、生の直接光(裸電球のようなものだ)で
被写体を照らすことにとても慎重になる
そうやって出来た写真は
コンパクトカメラで撮った素人写真に見られてしまう
「恐れ」があるからだ
別に今時、こんな手法の写真は
音楽誌、ファッション誌にあふれているが

自分でうまく決めた感じ
今回は『嬉しい』
気分はパパラッチ
仕掛けはパパラッチ・カメラと言うわけだ
もうひとつ
デジタル・パパラッチ・カメラが怖いのは
仕掛けた成果が
その場で即・確認できると言うところだ
この問題は『五十歳の写真家志望』に
フィードバックしていきそうだ

「オマケの写真だよー」っていったいなんだ!
この写真右側、変な色の洪水になってるでしょ?
これ、カメラからメモリーカードに書き込む時か
メモリーカードからパソコンに読み込む時か
どちらかの時に、
画像データの一部が破損したらしい
実は原因はおろか、どの段階かも特定できず
僕を悩ませている
多分、パソコンにIEEE1394接続でつないでいる
カードリーダーに問題がある
もう少し正確には
IEEE1394接続そのものを疑っている
しかし、前に安物のメモリーカードが原因で
こうなったこともあった
だからまだ特定はしていない
100枚に2枚ぐらい、もっとひどく破損しているモノも含めて
最近、しばしば出るようになった
内蔵SCSI接続の新しいカードリーダーが
届くのを待っている

時々は
この破損が面白いこともあったりして!

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