今週のポラ39 <梅雨明け間近のある日の光景>      5/31/2003更新         

梅雨明けも間近いある日、豪雨のような雨の中
写真家は画商の運転するメルセデスの助手席に深く沈み込んで
ワイパーが拭き払う大粒の雨を
そのタイミングを計りながら、一心に撮っていた
・・・なーんてね
で、画商お薦めの美味-
いラーメン食いに行ったってわけ


梅雨が明けたら、 四×五の大判ワイドカメラに赤外フィルムを詰めて
「植物力」を撮ろうと思っていた
・・・梅雨が明けてしまったのに、まだデジタルカメラばかりで遊んでいる。
デジタルは、フィルムに比べて「どうとか、こうとか 」そんなことはどうでも良い。
半年間、デジカメとやらを使ってみて
それは全く新しい道具であり、素材であると感じ始めている
面白くてやめられない
レンズとの相性が、フィルムを使うケミカルカメラよりもシビアだという声も聞く
それはそれで面白いじゃないか
これまで、優秀だったレンズがデジタルカメラではそうじゃないなんて・・・痛快だ

写真を志す若い人には、フィルム代・現像代を気にすることなくたくさんの写真を撮れる
撮った写真がその場ですぐに確認できるし
勉強になるという視点で考えれば、とても良い道具だとは思う。
お薦めしたいところだが、なにせ「高い」
まともに撮れるカメラとレンズ、そして「明るい暗室」とも言えるPC
満足に使える道具をそろえようと思うと、¥100万ぐらいはかかってしまうだろう。
ではまた。

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