はじめの構想は、美味しいルッコラ
(ロケットともいう、2年前 パリのイタリアン・レストランではじめて食した野菜)
そのサラダ
本郷駅前・松坂屋ストアで見切り値段を待たずに
心おきなく
食べたいという小さな欲望からだった
(ケチやなぁー)
そのためには
日進の邸宅?の南に広がる草原より手前
垣根のこちら側の小さなお庭に
直径80センチほどの円形畑でも作れば
十分なはずだった
ところが
そこに直径80センチの畑を作るために
鋤(フォークのような鍬?)で耕していると
その柄が折れてしまったのだった
近くのプロショップ=農協へ、新しい鋤を買いに行くと
さすがにプロの使う道具は思ったより高く
安いモノで1万円、
ちょっといいものは2万円もしている
んーん
ゴルフをするわけでもない南部は
ゴルフ代わりの運動に、まぁクラブの一本でも買うつもりで
その中から1万円プラスのものを選び購入した
・・・やっぱりケチだ
正直言うと、夕方の一時間
その鋤で すっかり固くなった大地を掘り返しただけである
一日目で手に出来たマメは破れ
三日間も続けると
腕・足・腰すべてが「もう充分」と訴えかけてくる
正直言うと、その一時間の労働の後
美味いビールが飲みたくて、耕した
渇いた喉に
注ぎ込まんばかりに飲み干す
一杯のビール
汗と土にまみれた身体を沈める、濁り湯の湯船
・・・この季節の夕方六時はまだ明るく、ロウソクの照明はないが
もしも、三日間の畑仕事で
このたるんだ腹と腰の周りが、少しでも引き締まったりしたら・・・
デジタルカメラの片手持ち撮影で痛んだ右腕の筋肉が
太く強くなったりでもしたら・・・
それは「めっけもん」と言うべきである!!
さて、上の写真は何か?
これはその荒野を掘り返した時、掘り出された
雑草の根っこである
こんなのが、地中にネットワークを張っている
妻が「綺麗」だというので、水で洗い
明日からの某百貨店の料理撮影用セットの上で
写真を撮ってみた!、デジタルカメラである
バックの白には
「少しだけ」ガウスをかけてある
古い知り合いの写真家が、来月
東京コダックサロンで写真展をする
タイトルは「ボタニカル・アート」
『南部のボタニカルアートは、この写真!』
というよりは
あの畑仕事だったのかもしれない
軽いジェラスを伴った「今週のポラ」
そして次の「今週のポラ31」も期せずして
「ボタニカル・アート!」
スタジオから見えるボタニカルな建築・・・ちがう
ボタニカルなツタに覆い尽くされた古い建築=長屋の
つなぎ写真をお見せするつもりだ
乞うご期待!!