「今週のポラ」 vol.23
Digital Kids の戸惑い
先週のポラに対して�
digital kids、頑張れ！というエールをいただいた
光栄である�
ボクはこうみえてもkidsと呼ばれる年代の
何倍かの歳をとっているオヤジである
少し落ちもある,そんなエールをメールしてくれたのは
ボクと同い年のおじさんコピーライターだった
つまり、モデルである絵本作家の代わりにアートディレクターが座る
まず撮ってみる・・・
そしてその画像をカメラに付いている小さなモニターで見る
モデル代わりのアートディレクターと一緒に見る・・・これがデジタルポラか！？
彼は言う・・・「もう少しアンダー（暗めということ）でもいい」
もう一枚撮ってみる、今度は絵本作家に写ってもらう
再び、ディレクターとモニターを見る
彼は言う「顔はもう少し切ってもいい」
ボクは言う「耳が入るぐらいかな？」・・・「そうだね」と彼
本番を撮る・・・
「まず、遠くの山を見てください」・・・カシャッ
「もう少し左を見てみて」・・・カシャ・カシャッ
「もう少し、カメラに横顔でもオーケーです」・・・カシャッ
「はいオーケー、モニター見てみます」・・・ボク
ディレクター「オーケー」
・・・で終わってしまう
これがA4の紙面いっぱいに引き伸ばされる
大事な写真の撮影だとは思えないシャッターの数・・・多分4枚
背景の山にピントを合わせ、絵本作家はぼかした撮影とはいえ
フィルムで撮るのならば、間違いなく36枚撮り1本は回している
・・・解らない
この日の撮影は、はじめから、ずっとこんな調子で進んでいる
ディレクターの決断が早いのも確かに一因ではある
モデル（絵本作家）がいいのも確かだ
しかし、ボクも数枚でいい表情が撮れていると感じる
・・・ボクにはその原因が分からない
ボクは、デジタルカメラ導入に当たって
いい写真を撮るために、たくさんのシャッターを切っても
フィルムの費用を心配をする必要がない事が、メリットだと思った
つまり、コスト圧縮を、ただ単に経費節約にするのではなく
質に転化することが、最大の目的だった。
それを超えて、何か凄い仕事の流れに変化を感じている
デジタルカメラを嫌いなディレクターは多い
・・・多分手を抜いているように見えるのだろう
写真を撮る行為に気持ちが入ってないように感じるのかもしれない
主に精神論的な側面からの意見が多いと思う�
この下の画面がデジタル現像をするソフトの画面
ホワイトバランス（光源の違いに合わせる設定）はもちろん
発色の傾向を既存のフィルムに似せて切り替えられる
ただ、ボクが今使っているマックではその現像遅すぎる！
それは先週も書いた
今、Windows2000 を使って
1.9GHzのCPUを二つ働かせる爆速！Photoshopマシーンをオーダー中
メモリーは1.5GB
ハードディスクは20+80+80GBの3ドライブを内蔵した
